日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年10月22日話し方上達に不可欠なものは『素直さ』


★社長でも人前では緊張する


私は、日本話し方センターが所属するアタックスグループ主催の「社長塾」に講師として何度か登壇しています。


講義の冒頭、参加者に「大勢の前で話してあがってしまった、ということがありますか?」と尋ねると、ほぼ全員の手があがります。


人前で話すことが多い社長さんでもあがるのです。


それ以外にも話し方に関して改善したい点を聞くと、


「話しているうちに何が言いたかったのかわからなくなる」
「あれもこれも話したくなってつい話が長くなる」
「話が社員にきちんと理解されない」


など、皆さん、話し方に関して様々な課題を持っておられました。


 

話し方の改善には「声に出して何回も練習すること」というトレーニングが不可欠です。


社長塾でも6時間のセミナー中、2時間程スピーチの声出し練習をしてもらう時間を設けています。


当初、私は「経営者の皆さんだから、ひょっとしたらプライドが高くて声に出して練習なんてしてもらえないかな」と少し心配していました。


しかし、毎回、参加された皆さんは、とても素直に私のお願いしたことを実践してくださいます。


その結果、最後にお一人ずつスピーチをする場面では、ほとんどの方がゆっくりと間を取りながら話され、セミナー最初の頃よりは格段に上達されています。



★話し方は誰でも上手くなれる


私はこの経験から、素直さが人の成長にとってどれだけ大事なことか、改めて認識できました。

人は苦手なことは避けたいものですし、時間を取って改善することも苦痛が伴うことですので、なかなか実行しようという意欲は持ちにくいものです。


これは人間が感情の動物である以上、ごく自然なことだと思っています。


その感情を抑えて、言われたことを素直にやってみることで、新たな人生が拓かれるのです。


 

日本話し方センターのベーシックコースを受講されている人の上達の様子を見ても、『素直さ』が重要であることを実感しています。

「人前でのあがり症を治したい」
「人に理解してもらえる様に話したい」
「会議で積極的に意見が言えるようになりたい」
「早口を改善したい」


受講性の改善したいことは人によってそれぞれですが、今よりも話すことに対する苦手意識を和らげたい、という点では共通しています。


話し方は必ず上達することができます。


なぜならば、「話し方は才能ではなくスキル」だからです。


ピアニストになる、プロゴルファーになる、将棋の名人になる。


これらはどうしても生まれ持った才能が必要になります。


どんなに努力をしても才能がない人はモーツァルトのような作曲家にはなれません。


しかし、話し方はスキルなので、努力次第で必ず上手く話せるようになります。


あまり努力せずに上手に話せる人はいますが、他の人が努力すれば追いつける程度の差しかありません。



★『素直さ』が上達の必須条件


受講生の中で、受講の途上で見違えるほど話し方が上手くなる人は、例外なく、講師がお願いしたことを素直に実行されています。


受講生の中には、具体的に話し方改善のために実行することをお願いしても、


「本当にそれって必要かな」
「これをやる意味なんてあるのかな」


と疑問を持たれる人もいると思います。


しかし、私たちは受講中はご自身の価値観は一旦横に置いて、講師のお願いを素直に実行して欲しいと思っています。


素直に、そして積極的に取り組まれた人は、例外なく話し方が格段に上達します。

受講当初は明らかにあがっている様子で話している人が、最後の成果発表スピーチでは、笑顔を浮かべながらゆっくりした口調で聞き手をしっかりと見て堂々とスピーチをされます。


緊張せずに上手く話せるようになりたい、と思っている方は、ぜひ専門家のアドバイスを素直に受けとめて、改善トレーニングに取り組んでいただきたいと思います。


 

★話し方を学んでみませんか?


日本話し方センターのベーシックコースでは、70年に渡って話し方を改善してきた、効果の高いカリキュラムをもとに、受講生お一人おひとりに応じたご指導を通して、話し方の改善サポートを行っています。


講師のお願いやアドバイスを素直に受け入れて、改善の努力をされた方は確実に話し方が上達されています。


その成果は多くの受講生が実感しています。ぜひ受講者の声をご一読ください!


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